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西成製靴塾が18期生を募集しているようです


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西成製靴塾が18期生を募集しているようです。

ハンドメイドの靴の作り方の基礎をここまで本格的に学べるのは、
関西ではここ以外に聞いたことはありません。

と、かく言う僕は同塾の卒業生。
 




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先日ふらり立ち寄った西成製靴塾。

そこには年齢や性別といった垣根を越え、
様々な思いを持った生徒たちが黙々と靴作りに励んでいました。

その光景を見て懐かしく感じ、
また在塾当時の悶々と鼻息の荒い自分を思い出し、
少し恥ずかしくなったりもしたり。
 




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僕は8期の卒業生で、
今から約10年前に製靴塾の門を叩きました。

それまでは靴のメーカーでの製造を生業としていましたが、
デザインから吊り込み、底付け、完成まで、

1足の靴が自分の力だけで完成することに魅力を感じ、
31歳で塾生となりました。
 




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メーカーさんでは1足の靴を分業で作ります。

ミシンでアッパーを作る人、それを機械で吊り込む人、
底をつける人、ヒールをつける人、中敷を入れる人・・・。

いろんな人が関わって1日にたくさんの靴を作るのは、
いっぱい作って1足当たりの単価を安くして、できるだけ儲けを出すためです。

資本主義社会の当たり前っちゃ当たり前なお仕事をされています。
 




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僕はその中で8年間働きました。
だけど実は、全然満足できなかったんです。

僕の靴づくりにおける満足は、自分の頭の中の妄想を、
余すことなく靴に投影することだと気付いたからです。

だから西成製靴塾の門を叩きました。

西成製靴塾で学ぶことによって、
上で挙げたメーカーさんがやっている分業を一人でできるようになります。

ミシンと革漉き機以外の機械はほとんど使わず、
自らの手のみで、1足の靴を完成させることができるようになります。

メーカーさんでヒールをつけている人のほぼ全てはミシンでアッパーが縫えません。
ミシンをかけている人のほぼ全ては底付けができません。

西成製靴塾で学ぶのはそれら全てで、
デザインをし、型紙を作り、ミシンをかけ、吊り込み、底をつけて、ヒールをつける。
くどいようですが、自らの手のみで、1足の靴を完成させることができるようになります。


これをもっとも簡単にいってしまえば、
小さな部屋にミシンと漉き機、
あとは金槌などの製靴道具が10本もあれば開業できてしまうということなんです。
 




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今年卒業の松尾くんは開業資金を集めるためクラウドファウンディングに挑戦。やってみる、そこからしか何かは生まれない。かっこいいなー。


僕の今は西成製靴塾で学んだおかげで存在します。
なぜなら満足できる靴づくりを生業にすることができているからです。

ですが入塾を決めるまで、とてつもなく迷い悩み続けました。
その理由は両手では数え切れないくらいありました。

例えば、

31歳で生徒になるなんてなんだか恥ずかしいな、とか・・・
卒業して何も身についてなかったらどうしよう、とか・・・
毎日西成まで通うの遠いよなー、とか・・・
お金ないし、授業料払うために塾が終わったらバイトしなきゃいけないし、しんどそうだなー、とか・・・。
 
そんなプライドや不安をしこたま抱え込んで、迷いに迷い一念発起。
えいやと目をつぶって見学予約の電話をかけ、
なんとかなるさと思い込むことにして入塾しました(笑)

おかげで10年前、
31歳で入塾した僕は今、
決して裕福ではないですがとても幸せです。

自分が作った靴のせいで、
様々な人々と出会うことができ、
笑いあえ、分かち合うことができているということに感謝しています。

 




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僕にとって人生のターニングポイントとなった西成製靴塾。

・稽古は裏切らん。やったらやっただけ上手になるのや
・はよやれ、失敗したらもう一回やり直したらええねん
・技と一緒に、人生も学ぶのやで〜
 
爺ちゃん先生(塾長)が教えてくれた、印象に残っている言葉がこの3つ。
それは僕の中の言霊として、今も靴を作る生業の根っことなっています。
 




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長々と書きました。
兎に角、僕の学び舎である西成製靴塾が18期生を募集しているようです。

サイトは以下。
ご確認いただき興味がありましたら見学してみてはいかがでしょうか。

もし、入塾を悩んでおられる方がおられましたら、
卒業生である森田までいつでもご連絡ください。

僕などでよければ、
できる限りアドバイスさせていただきますので( mail@kutsuya-koubou.com )
 





最後に、
西成製靴塾のリンクと、
同塾に関しての個人的な思いを残したリンクを2つ残しておきます。

一つは通塾中に1日たりとも欠かすまいと、書き綴ったブログ。
もう一つが通塾中とその前後に起こったことを書いたコラム。

どちらも穴があったら入りたいくらいの恥ずかしい文章ですが、
当時の悶々とした自分を失わないよう残してあります。

よろしければご一読ください。
 
西成製靴塾 http://www.nishinari-seika.com/
ブログ・西成製靴塾日記 http://kokochi-333.jugem.jp/?cid=71
コラム・西成製靴塾あたり http://www.kutsuya-koubou.com/column1.html



文:森田圭一








kokochi sun3 イベントスケジュール


3月12日(土)〜4月3日(日) 『 新作受注会 』 @  kokochi sun3直営店・兵庫

4月1日(金)〜4月12日(火) 『 マイウェイ2 』@ Caro Angelo・滋賀

4月6日(水)〜4月12日(火) 『 日本のものあわせ 』 @  大丸梅田店・大阪

4月29日(金)〜5月22日(日) 『 周年祭 〜10年目ほぼ奇跡(仮)〜 』 @ kokochi sun3直営店

5月28日(土)〜6月19日(日) 『 シュールケアリズム vol.3 』 @ kokochi sun3直営店
 
*各イベント詳細につきましては kokochi sun3 ホームページにて。または各会場へお問い合わせください。

*イベント名及び日程は予告なく変更する場合がございます。

*直営店の営業日は上記の直営店イベントのみとなります。








リンク

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・  お問い合わせ → mail@kutsuya-koubou.com / 078-732-7740

ぶっきらぼうな顔


2007年3月13日(火)

晴れなのに雨

今日はカモノハシ
○底回り包丁できりまわし
○伏せ縫いの準備
○昨日のセルジュに中敷き入れる
○番外編で時計のバンドの紙型ちょびっと

画像、作業後の無造作に佇むカモノハシ
自分で創るくつ、そういえばあんまり丁寧に扱ってないなと画像を眺めながら今改めて感じていたりする


履き込んで履き込んで、そり上がったトゥや、傷だらけのヒールや底
そんないなたさに愛おしさを感じる

きっと創ってるやつがこんなんやから、ぼくの創るくつはぶっきらぼうな顔をしているのだな(苦笑)

kokochiのくつを手に取ってみて、どんな人が作ってんのやろ?
って少しでも思ってもらえたら本望です〜!

慣れぬ事はせぬものです



2007年3月12日(月)

天気なのに寒い
朝からかなり久々に車を出し靴の材料散策
ほぼペーパー、車線変更できず目的地をかなり行きすぎる

ホームセンターでサンドペーパー、グラインダーの綿(?)、荒目の砥石、マスキングテープ
東急ハンズでコバインキ、シリコンワイヤー、靴クリーム

帰途、後方車にクラクション鳴らされ続け、疲れ果てまして候
慣れぬ事はせぬものですと帰宅後、セルジュの仕上げから完成まで

エエ、今日の運転より上手にできました(苦笑)

明日からカモノハシです

役所


2007年2月26日(月)
朝から、郵便局、銀行、役所・・・
行ったり来たりで疲れる・・・

なので今日は現場へ行かず家で作業。
昨日片足だけ出来上がったヒール、もう片足やる。
その後で、底回りの革に水を含ませ、ヤスリやガラスを使って整えていく。

で、出来上がったのがこれ(画像)。
底の革がまだ水を含んでいるので黒っぽいですが、乾燥するともうちょっと明るくなります。
明日、完成までいければな。

そう、役所は日祝も開けとくべきやと思います!

作業開始です〜その2〜



今日買った「taiji all stars」をヘビーローテでヒール周りの作業、のんびりと酔どれながらやる。
あまりにのんびりやりすぎて片足だけでける。
これですべてのパーツがくっつきましたな。
明日はもう片足やって、底回りにロウを塗る所までいければな〜と。

もしかして今週中にあがるかも?

ってか、エエぞ!
くつもこのアルバムも!
3・25、大阪クアトロいく!
決めた〜!

おもむくままのオレ、アホやろ?(笑)

横なぐりの雨


2007年2月14日(水)
横なぐりの雨、風は強く桶が中を舞っている。
まるでドリフのコントですなと塾。

今週やっていた斜めカットのアンクルブーツを自分用に作ったろと紙型午後より。
これ、原型からやったので間にあわず終塾。

今日は何ちゃら新聞の人が塾の取材にきていた。
「僕の靴撮ってくださいよ〜」と念じつつ夕刻よりバイト(苦笑)。

帰途、CDでも借りてこましたろとレンタル屋覗くも蛍の光。
すなわち閉店にてうなだれまして候。

ダメダコリャと下唇dell・・・。

シワのくつ


2007年2月13日(火)
塾、朝から生地のアッパーをやる。
今回は生地のシワを生かすべく「あわせ(補強材を張り合わせる事)」をせずかぶしただけ(画像右)。

本来の紙型より、あらかじめ2センチほど大きめに生地を裁ち、吊り込んだ時に出る余りの吊り代をおもむくままにいせこむ。

多少手間はかかるものの、これならば生地の皺も伸びず元の風合いを残したままのアッパーができることを知る。ただ少しだけ物足りなかったのでオークの革紐を施して、いなたさをいっそうかもしだすことに。

調子に乗り、午後からはそれを革でやってみる(画像左)。
良いか悪いかは、これを見てくださっている方々の判断にお任せします(笑)。

くつ、まだやってます


2007年1月31日(水)
とにかく身体が重く毛布にくるまったまま、気付けば午後3時。フラフラと寝床を抜け出し、PCにたまったくつの情報を整理。そんな最中、音信不通となっていた知人のコクさんからのメールが届いている事に気付く。驚き。

とにかく携帯電話と僕は相性が悪いらしく、ことごとく壊す、水没、なくす・・・。
その度にデータはなくなり、連絡が取れなくなった人々がたくさんいたりして、そんな人々の顔が脳裏を掠めることが少なからずあったりする。○○さん今、何してんねやろなぁ、なんて。

コクさんは僕がまだ22、3の頃、くつ作りを生業とするきっかけを作ってくれた人。その時を振り返り、なんだか懐かしくてこんなものを引っ張りだしてみたり(画像)。今改めて手に取れば恥ずかしくてしようがないのだけれど、その反面、作品のぎこちなさがたまらなく愛おしかったりする(苦笑)。

くつに携わってきて、もう13年、まだ13年?
悶々としていた日々、そして今もあいかわらず
長かったのか、短かったのかようわからんけども。

言える事は

くつ、まだやってます!!

今日ははたはたと時間が過ぎていく


2007年1月30日(火)
コンビニ弁当のラップやアルミホイル、本のカバーの更に上に紙製のカバー、CDケースを覆うキャラメル包装・・・。

最近、以前にもましてゴミ袋のかさが増している気がする。あんたらどんだけ神経質ヤネン・・・。過剰包装に呆れながら、あっ、レジ袋イイッスわ〜と塾。

午前中、昨日のラストの微調整を終え、すかさず紙型をやる。微妙にイメージと異なっているそれを再度修正しなければならないのは、まだまだ直角猫背と言う事。苦戦しながらやり終えたのは正午過ぎ。その後、仮吊り用の中底(今回はバッカー)とアッパーを断ち、製甲して吊り込み。

今日ははたはたと時間が過ぎていく。

なんとか完成しましたが、丈とトップラインの修正が必要ですなぁ。底はマッケイでいこう。それ以外はイメージの範疇ではなかバイと慌ててバイトへ。

終了後、コンビニで雑誌を買う。
あっ、レジ袋イイッスわ〜と、みなもやってみいひん?

「・・・!!!」


2007年1月16日(火)
ハイコンチワドモドモと意味不明な言葉の理由は2日も続けて机上に向かっているせい。
塾、朝から昨日のスニーカーの紙型作成。午後より縫製。
トップラインとベロにスポンジ入れたタイプと(画像左)、切りっぱなしのフニャフニャした風合いの(画像右)と2パターンやる(画像では分かりにくいね・・・)。
これらに革底を施すとして、どっちのデザインがはまるのかイメージしきれなかったので、今週中に試し吊りすることにし、合間でラストに中底をクセ付け作業後、本日塾終了。

夕刻からのバイトの休憩中に本日の画像眺めながら思わぬ収穫。各パーツを配置する場所を脳内でビミョーにずらしていけば「・・・!!!」悶々としたる袋小路を抜け出しましたよと帰途、トムとドリンキン。
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