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靴の戯れ言vol.2 〜 区切りの年の原点回帰、10年目のキーワードは「こうべくつ家」〜

靴の戯れ言vol.2 〜 区切りの年の原点回帰、10年目のキーワードは「こうべくつ家」〜
 
2016年より不定期で発行しているコラムの第2弾です。




開設から昨年まで

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「神戸の家みたいなところで靴作っとるからやな、名前は神戸靴家や。
いや、まてよ。お前はまだ半人前やから、漢字やなしにひらがなにしとこ。」

といった具合に、
いたずら好きの先輩が酒の勢いでつけてしまった名前が、こうべくつ家。

僕はどっかの牛丼屋みたいで嫌だなあと思いつつも、
先輩の手前断ることもできないし、
どうせ大して続きもしないだろうと、
軽い気持ちで名前を決めたのが2007年の春。

あれから色々ありましたが、こうべくつ家はなんと、
奇跡的にも、10年目を迎えることになりました。
 
靴の仕事よりアルバイトをしている時間が多かった設立から2年ほど。
売り先もわからず道端で靴を作り、注文を取り続けた3年目。

テレビに出て人気が出た4年目と、
天狗になった鼻を思いっきりへし折られた5年目の極貧生活。

そんな僕を拾い上げ、海外へ販路を広げてくれた、
とあるおっちゃんとの出会いに支えられた6年目に、
職人が増え、手狭になった工房を移転した7年目。

規模が大きくなるにつれ、やらなければいけないことが多くなり、
気持ちが押しつぶされそうになった8年目と、

やりたくないことは極力せず、やりたいことだけをやり、
その結果やりくりできなければ辞めてしまおうと望んだ、
最高にスリリングだった9年目。

そして10年目。
区切りの年のキーワードは「こうべくつ家」です。
このキーワードに込められた意味とは一体。







 

区切りの年のキーワードは「こうべくつ家」

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kokochi sun3 というブランドと、ヒトノネと名付けられた靴教室。
そして直営店。

この3つ(かっこよく言えば部署)の境界線を取り払って
事業を展開していこうというのが10年目の挑戦です。

具体的にはどうするのかというと、
まず靴教室を直営店で実施します。
そしてkokochi sun3 の靴を靴教室で作れるようにします。

靴をオーダーしたい人も、
靴を作りたい人も、皆で一緒に楽しめればいいなと思ったからです。
kaza-ana や MUKU や CIRCUS を、オーダーするか、自分で作るか悩んでいただく。
キーワードを「こうべくつ家」とした意味がわかっていただけたでしょうか。

ブランド、靴教室、直営店と3つあった部署を一つにまとめてしまいましょう。
敷居のないそれぞれを想像して、なんの決まりごともない開設当初を思い出しました。

1年で1周して、10周目で10歳にならずに0歳に戻りました。
原点回帰。そういう意味でキーワードは「こうべくつ家」。
 








原点回帰「どうでもよくなった」わけは?

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かつて昔ながらの職人は、
培ってきた技や経験を「盗め」と言い、
それを教えることはなかったと聞きます。

その思いは、
紛いなりにも10年の職人人生を送ってきた僕にもわかります。
現に10年間で自分の技を教えたのは、うちに所属している職人にのみ。

CIRCUS のお椀型のソールの作り方も、
kaza-ana のいびつな形をした革の加工の方法も、
知っているのは数人しかいません。

そんな特殊な技を要する kokochi sun3 の靴を
靴教室で作れるようにした理由は、僕の心境の変化にあります。

その変化を端的に言えば「どうでもよくなった」ということになります。

何がどうでもよくなったかというと、
編み出した技やアイデアを専売特許として自分だけのものにしておくことが、
どうでもよくなったんです。

自分の心の中に今あるのは、
編み出した技をいかに盗まれないようにするかではなく、
いかにみんなと笑い合えるかです。

年の数だけプライドが減っていく。
僕も随分おじさんになりました 笑。







 

最後に

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ご覧の通り2016年は、大きくいろいろ変わります。

それに伴って営業時間が変更になったり、
教室の予約の仕方が変わったりと、
皆さんには少しご迷惑をおかけするかもしれません。

ですが今年の原点回帰、
僕はかなり楽しいことになると確信しております。

なんだかんだと長くなりましたが、
10年目もどうぞよろしくお付き合いください。

次回は教室の移転のお知らせや、
ルール改正のお知らせをお送りします。

住所を頂いている皆さんへは
DMをお送りさせていただいておりますので、
あわせてご確認ください。

よろしくお願いします!
 
文:森田圭一









GWのイベント、どうぞお越しください



『 周年祭 〜10年目にして0歳になりまし展〜 』@ こうべくつ家
 

2016年4月29日(金)〜5月22日(日)
11:00 – 20:00 木曜定休 *5月5日は営業

神戸市須磨区須磨浦通5-5-24 / 078-732-7740
www:kutsuya-koubou.com / mail@kutsuya-koubou.com

イベント詳細:http://kokochi-333.jugem.jp/?eid=2094








kokochi sun3 イベントスケジュール

4月16日(土)〜4月24日(日) 『 路地裏の靴作家 vol.8 』@ 神楽坂インタレスト・東京

4月29日(金)〜5月22日(日) 『 周年祭 〜10年目ほぼ奇跡(仮)〜 』 @ こうべくつ家・兵庫

5月28日(土)〜6月19日(日) 『 シュールケアリズム vol.3 』 @ こうべくつ家・兵庫
 
*各イベント詳細につきましては kokochi sun3 ホームページにて。または各会場へお問い合わせください。

*イベント名及び日程は予告なく変更する場合がございます。

*直営店の営業日は上記の直営店イベントのみとなります。








リンク

・  kokochi sun3オンラインショップ → http://kokochi333.fashionstore.jp/

・  kokochi sun³ フェイスブックページ → https://www.facebook.com/kokochi333

・  kokochi sun³ ウェブサイト → http://www.kutsuya-koubou.com

・  お問い合わせ → mail@kutsuya-koubou.com / 078-732-7740

しゃちょー、やる気空回りのご様子(笑)

 


おきゃくさんこーへんなー

(しゃちょー、まだ開店前っす・・・)









【須磨の工房での展示会詳細】
http://kokochi-333.jugem.jp/?eid=1446


【東京での受注会・神楽坂インタレスト】
http://interest-kagurazaka.jp/


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ばてばてのしゃちょさん 〜パグ犬・もんたん日和〜

 

まいにちまいにちあついのう・・・




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リスペクト 〜丸山茂樹というミュージシャン〜

 
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もうかれこれ、5年ほど前。

僕は一人のミュージシャンと出会いました。

彼の名は、丸山茂樹。

旅を、音を、人の繋がりを大切にする音楽家。



そんな彼が、工房へふらり・・・

同じ「創りビト」としての価値観や、

互いの方向性や、

たわいもない雑談なんかをしながら、ゆるり時が過ぎていきました。

わかり合える人というのは不思議なもので、

すべてを語らずとも、通じ合うところが多々あるんですね。



お互いはたはたと、

時間も取れず、

一年に一度くらいのペースで、

彼が靴を新調するときくらいしか会えないんですが、

その、会えない時間が、

お互いの距離を縮めているような気がします。

同じ創り手として、リスペクトできる人ってそうざらにいないんですが、

そんな中、彼は、大好きな作家の一人です。



さて、オーダー頂いた靴、

しっかり製作させていただきますよー!






【丸山茂樹 オフィシャル・サイト】


画像は、丸山くんがずっと履いてくれているkokochiの靴(サンキュ!)







【Facebookページ】
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飽き性? 〜パグ犬・もんたん日和〜

 
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お あそんでくれるんか

じゃこれで・・・

んーーーーー





なんやこれ くさ

(持って来たんお前やろー 笑)






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ヒトは産まれもっての・・・


それは70年で成し遂げられるものかもしれない・・・

もしかして明日かもしれない・・・



ヒトには産まれもっての業というものがあって、

それを全うした時にお迎えが来る、といわれていたりする。

いわゆる死。



数年前に、この話を聞いた時には、

さっぱり理解も出来なかったのだが、

今は何となく、自身にかせられた業というものを探求してみたりしている日々である。





7月27日、音楽家のレイ・ハラカミさんが他界された。

享年40歳。

あたたかな電子音がとても心地よく、工房でもたえず流れている音の主だ。

一ファンとして、もう彼の新しい音が聞けなくなると思うと、とても悲しい・・・



だが彼は、現世の業を全うしたんだと思う事にしている。

こんなにやさしいおとを届けてくれたんだ。

少なくとも僕も、その恩恵受けた一人であった事は確かだ。

ありがとう。

そして、おつかれさまでした・・・



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わるいかお

 


ちょっとせきはずしてくれるー

いまごはんたべとんねん




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研ぐ



あさアトリエに入ったら掃除

そして作業に入る前に、包丁を研ぐ

今日も無事仕事ができるよう

準備を怠らないよう

なにか、どこかを怠れば

いずれどこかの拍子でしっぺ返しをくらう

刃物と一緒に、心も研ぐ



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MONO創り



ワークショップの生徒に"イカ"みたいな靴を作った男がいて、

あまりにも皆から"イカ、イカ"と呼ばれるので、

幸か不幸か、あだ名が"イカ"になってしまった男がいる。



そんな"イカ"がギターのリペアショップをオープンしたというので、

自分のも見てもらおうと、ギターを背負い、神戸元町へバイクを走らせる。

元町駅北側の雑居ビルの4階の扉には"MONO"と書かれた看板。

なんでイカちゃうねん、と内心つっこみをいれつつ・・・店内へ。



セルフリノベで仕上げた空間にしては、なかなかの出来栄え。

木のにおいが心地よい。

何の気ない話で適度に盛り上がりつつ、

イカはすいすいとギターを修理する(イカだけに・・・)

弦高がああだこうだと、意味不明な音楽用語になんとなくうなずきつつ・・・

(知ってるふりも大事です 笑)

ものの10分ほどで、驚くほど弾きやすいギターになっていた。



「たまにはやるやん!」

思わず口をつくと、

「いや、靴と違って本業ですから・・・苦笑」

間髪いれずかぶせてくるあたりの職人気質がいいね。



MONO、物、者、もの・・・

いろんな意味がありそうですね。

想いのこもったお店に出会った今日でした。



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その後、工房に戻って製作。

イカのせい?

いいカオになったねー。

畑は違うけど、いいMONO創り仲間ができた本日の終わり。

工房にて、森田。





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それってうまいん?

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さんぽいこーや

おしっこしたいねん

あめ?

それってうまいん?



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