March 2024
|
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2007年3月7日(水)
手縫い靴と言うからには手で縫う訳である
糸と針で中底と吊り込んだアッパーを縫う
そして本底をまた縫う
この縫い糸のことを「ちゃん」といい、この加工の仕方が実に面白い
材料は糸とロウと松ヤニと油
まずは松ヤニを鍋に入れ熱して溶かした後に油を適量注ぐ
そして溶けたそれを水に注ぎひやす
油分を含んだ松ヤニは水面で水と分離している
それを握り固まりを作る
出来上がった松ヤニの固まりを糸に擦り込んでいく
その後、布でさらにこすれば糸の中まで松ヤニは浸透していく
そして最後にロウを擦り込む
画像右が加工前の糸で、加工後が左
糸にこれらを施せば、驚く事に糸が立つんです
強度があり、防水性にとんだ「ちゃん」という糸で底周りを縫う手縫い靴
ちまたの靴より丈夫です
これ書きながら思った事一つ
なんだか料理日記みたいや〜(笑)
comments
その過程すごいね
まいの無知な想像とはかけ離れていました。かんしゃぉどろき。
文にしたら過ごそうに見えるだけっす〜(笑)