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『受講までの流れと、ハンドメイド靴ができるまで』靴教室ヒトノネ

神戸市須磨区にある靴作り教室ヒトノネ。

僕たちの教室は工場生産の靴とは違い、機械に極力頼らないハンドメイド靴の作り方を教える教室です。

教室の生徒さんが、一枚の革から靴を作るまでにかかる時間は約40時間。

本日はその一連の工程をご紹介させてください。

記事の最後には受講までの順序や価格について記載していきます。

少々長い記事となりますが、最後までお付き合いください。



 
 
1.木型とデザインを決め型紙を作製

 

木型とデザインを決め、アッパーと呼ばれる靴のデザインとなる部分の型紙を作製します(以降アッパーと記述)。木型に関しては、サイズはもちろん爪先の形やヒールの高さなども考慮に入れながら、見学時に決めておきます。

初回の授業は型紙づくりです。立体である靴のデザインも、もとは平らな革が組み合わさって形となるわけなので、デザインの元となる様々なパーツをまずは紙で作製していきます。
 
所要時間:約8時間



 



 
2.革の裁断とミシン

 

型紙が出来上がったら革を選びミシンをかけていきます。工房にある無数の革の中から好きな質感、色を好みで組み合わせ選んでください。そしてそれを前工程で作った型紙に合わせながら裁断し、貼り合わせ、ミシンで縫ってアッパー部分を完成させていきます。
 
ここで使用するのは、主にクラフト包丁と呼ばれている革を切るための道具とミシン。どちらもあまり馴染みがないものなので最初は使いにくいと思いますが、包丁は絶えず使いますし、ミシンがけは靴の顔を決める大切な工程ですので、気を抜かず技を習得していきましょう。
 
所要時間:約8時間
 
 
 
 




3.吊り込みと中底加工

 

ミシンがけが終わりアッパーが完成したら、吊り込みと中底加工を施します。

まずは中底加工。木型の底面に約4ミリ厚の革を貼り付け、その底面に沿うようにクラフト包丁でカット。その後ミシンがけの終わったアッパーを中底の付いた木型にかぶせ吊り込みと呼ばれる作業に入っていきます。






ここで使用するのはワニと呼ばれる靴づくり用のペンチと釘。吊り込みとは木型にアッパーをかぶせ、それを中底に釘で仮止めする作業。この工程で靴の顔が決まるといっても過言ではないほど重要な作業だったりします。

釘で仮止めしたアッパーは最後に靴用の糊で中底と接着します。さて平面だった革が、いよいよ靴らしくなってきました。次の工程を施すことでさらに靴らしくなってきます。
 
所要時間:約8時間



 
 
4.底付けと底縫い

 

アッパーを木型にそわせる吊り込み作業が終わると、今度は底付けと底縫いの作業。木型の底面より一回り大きな革をそこに貼り付け、クラフト包丁でカットしていきます。これが靴の本底(以下ソール)となります。

厚さ約4.5ミリの成牛の革は今まで切ってきたどの革よりも固く扱いづらく、なかなか思うような形になってくれないかもしれませんが、固い革がみしみしと音を立てながら切れていく様は「靴を作っている」と実感していただけると思います。




 

底になる革をカットし終えたら、次はソールと中底を縫う作業に入っていきます。切り終えた底に溝を掘り、中底とソールを貫通させるため穴を開けます。そして木型を抜き貫通した穴に糸を通しながら縫っていきます。

これは糊だけで接着されているソールが剥がれてしまわないための作業です。丹精込めて出来上がる靴ですから、すぐにソールが剥がれてしまわないよう。
 
所要時間:約8時間
 
 
 





5.ヒールの積み上げと仕上げ

 

縫い終わったソールにヒールを付けていきます。ソールに使用した分厚い革をヒールの高さに合わせ何枚も積み上げて、理想の形になるようにクラフト包丁でカットしていきます。





そしていよいよ最後に仕上げ作業。ソールとヒールの側面をサンドペーパーで艶になるまで磨いていき、そこにロウを擦り込み、熱を帯びた鉄製のコテで刷り込んだロウを溶かしながら染み込ませていきます。

ここでソールの側面がみるみるうちに茶色く艶やかに変化していくのですが、それがとても不思議な光景で美しく、またソールに色味がつくことで靴が締まって見えてきます。ここまで一連の作業を終えると、あとは中敷を敷き、靴紐を通し完成に至ります。
 
所要時間:約8時間
 
 
 
 




ヒトの根?ヒトの音?ヒトノネ

 


靴が好き、革が好き、クラフトが好き。ここに通いだすと様々な職業の、様々な思いを持った人と出会います。作業の合間、そこに居合わせた人たちとたわいもない話で盛り上がる生徒さん。普段の日常生活では接点のなかったであろう人たちが好きな靴や革で繋がっていく様は、とても穏やかで暖かい時間だなと思います。

至る所で情報が飛び交って、なんだかややこしい世の中です。だからというわけではないですが、ここに集う時間だけは日常を忘れ、靴づくりに没頭してみるのも良いかもしれません。神戸市須磨海岸のほど近くの路地裏にある、靴のワークショップヒトノネ。ゆるく流れる場所と時間に会いに来てやってください。
 
 







料金

 


受講料:1コマ3000円+税 Ⓐ12:00〜 Ⓑ15:00〜
材料代:使用時随時請求(アッパーに使用する革、底材、ヒール材など、計・約10000円〜)
 
初回材料代:10000円+税(クラフト包丁、木型)
保証料:9000円+税(新しい靴の制作開始毎)

*初回材料代、保証料は、受講開始までにお支払いください。
*保証料についてはこちらから:ヒトノネ利用規約
 
 






受講までの流れ

 


1.見学、木型選び、材料代と保証料のお支払い
  • 見学はヒトノネ・ウェブサイト上の開講日時を参照の上、同サイト内にあるフォーム及び電話にて見学の申し込みを行ってください。
  • 見学をしていただき受講する場合は、その日に木型を決め、初回材料代と保証料をお支払いください。
 
2.受講から完成まで
  • 受講日の予約はヒトノネ・ウェブサイト上の開講日時を参照の上、同サイト内にあるフォーム及び電話にて見学の申し込みを行ってください。
  • 受講料はコマ制で1コマ3000円+税(2.5H/コマ)に、その日に使用した材料代をお支払いいただきます。例えば1日2コマ受講し、ソールの革を2000円分使用すれば、受講料3000円×2コマ+材料代2000円=8000円+税となります。
  • その他詳しくは利用規約をご覧いただくか、メール及びお電話にてお問い合わせください。

 
【 お問い合わせ先 】
Email:hkhk.kutsuyaworkshop@gmail.com / Tel:090-4274-9409(木曜定休)

*いずれも担当:平川までご連絡ください











期間限定・いちにちでつくれる 手作りレザーブーツの教室
 
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『 期間限定・いちにちでつくれる 手作りレザーブーツの教室 』 2016年12月末まで

料金等の詳細:http://kokochi-333.jugem.jp/?eid=1981

お問合せ:hkhk.kutsuyaworkshop@gmail.com / 090-4274-9409 (担当:平川) ※木曜定休
 








リンク
 

ヒトノネ Facebookページ

靴のワークショップヒトノネ:http://www.kutsuya-koubou.com/workshop.html

これまでのワークショップの記事:http://kokochi-333.jugem.jp/?cid=18

 
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