2021年2月より新ブログ・サイトにて更新中。本ブログは2021年2月までの記事を掲載しています。
受注会も今日で6日目。
25日(日)の最終日まで、あと3日。
時間の流れが早いです、あっという間。
ご来店いただいた方々みんな、本当にありがとうございます。
今日は工房の紹介画像が出来上がってきたので、紹介させて下さいー
昔ながらの路地裏の、古い一軒家を改装した、小さな靴工房。
早起きの猫と、近所のばあちゃんたちとの挨拶から始まる朝の風景。
工房の扉を開けると、鼻をつくのは革のにおい。
目に飛び込んでくるのは、壁面いたるところに吊るされた、無数の木型たち。
一階が工房、二階がお店。
ここは、ここに訪れる穏やかな人々を引き寄せる、磁石のような場所だとおもう。
神戸市須磨海岸のほど近く、
とんとんと靴底をたたくおと・・・
かたかたとミシンのおと・・・
よーく耳を澄ませば、こつこつと、
手仕事に精を出す職人の心のおとだって聞こえてくるかもしれない(笑)
神戸の家のようなところで靴を作っているから、こうべくつ家。
名前はいたってシンプル。
靴作家・森田と、作ることに憑りつかれてしまった職人たち3人が
遅くまで仕事に精を出す。
「もっとうまくなりたい」
ハードな仕事量が、そんな気持ちを代弁しています。
一枚の革が靴になるまで、およそ一か月、約200ともいわれる工程を経て、一足の靴が出来上がる。
作業のほぼ9割が手仕事によるもの。
靴底をクラフト包丁で整え、サンドペーパーをかけ、最後の仕上げ加工で、靴に命を吹き込む。
気の遠くなるような作業を終え、完成した靴たちの表情は、まるで生きているかのよう。
がたがたと滑稽な線を描く底のカタチ・・・
おおきなドレープの折り重なったデザイン・・・
決して機械では表現し得ることのできない、独特な風貌の靴を、私たちは作っています。
「切れるんじゃないぞ」
靴底を縫う最後の一針に、いつも思わず力が入る。
長く長く履いてほしい。
次の世代へ、受け継がれていく靴でありたい。
たとえば、靴とともに歩んできた人生ごと、息子に託してみる・・・笑
町の喧騒に疲れ果て、頭を垂れたその先に、kokochi sun³の靴がある。
それを見て、「くすっ」と笑ってもらえたなら、私たちはとても幸せだ。
モノが溢れ返るこの世の中で、私たちの靴に出会ってくれてありがとう。
私たちは、その気持ちを靴に宿します。
気持ちはモノに宿る・・・
こうべくつ家/代表・靴作家/森田圭一
【受注会へお越しの方々へ】
工房が、これまた辺鄙なところにありますので、道に迷われたら、お気軽にご連絡ください。(078-732-7740)
【受注会詳細】
8月17日〜8月25日 『ON THE ROAD〜靴底をすり減らせ、人生を積み上げろ〜』 @ こうべくつ家
8月31日(土)〜9月8日(日) 『路地裏の靴作家vol.3』 @ 神楽坂・インタレスト
【Facebookページ】
kokochi sun3 〜ハンドメイド靴工房こうべくつ家〜
ハンドメイド靴工房こうべくつ家:http://www.kutsuya-koubou.com