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ゲンコツとくつ

roots
高校を卒業してはじめて就いた職業は靴の販売。アメカジの店。まだまだ入りたての僕は、絵に描いたようなパンク少年。ブルーの髪の毛立ててぴたぴたの服にラバーソール。言うこともやることも無秩序、モラルってのはスーツ姿のサラリーマンだけに必要なモノだとばかり思っていた。「なんでアメカジにパンク?」等とお思いでしょう。後に聞いた話、急に人がやめてしまって困って募集をかけたところ僕しか面接に来なくって、次のバイトが見つかるまでのいわゆる場繋ぎで、しょうがなしに採用したらしい。こっちは全く持って常識知らずなので、別段違和感もなく、今思えば穴があったら入りたいくらいなのだけれど・・・

そんな調子はずれな僕が雇われて間もなく、踵よりもつま先の方が高いソールのくつが入荷。カナダのブランドでビーバールーツといったっけ。「おまえ、この靴なんで踵が低いかしっとうか?」と店長はこの秩序なきパンク少年を試すものだから、「踵よりもつま先の方が高いってカナダ人、アバンギャルドっすね〜」って答えたらゲンコツ喰らったのを覚えている(笑)。で、今回は初めてのゲンコツを喰らった原因でもあるビーバールーツについて書いてみようかと思います。

Q:なぜこのブランドのソールは、踵よりもつま先の方が高い、もしくはつま先より踵の方が低いのか。

A:足の裏は、地面と身体の支点になっているので、踵が下がると重心は背中の方へ向かいます。そうすると自然に胸を張った姿勢になります。胸を張るということは必然的に深い呼吸を呼び、一回の呼吸で、今までよりも多く酸素を体内に吸収することが出来るのです。
そしてなによりも踵が低いことにより足の付け根、アキレス腱が伸びる。毎日高いヒールを履いて生活している女性などは縮みきったアキレス腱をふと解放したとき、プチッと切れてしまうケースもあるみたいです。せめてオフタイム、プライベートの時間を過ごす時には足の裏全部を地面にくっつけて生活してみては?というメッセージのような気がします。

今、このブログをあの店長が読んでいたらなんと言うのだろうか。懐かしくもあり恐ろしくもあったゲンコツ店長・・・
その後僕は販売の仕事を3年程やった。3年の間にパンク少年はあの店長もと、ゲンコツを数多くうけて健全なパンク成年になった。それで靴に興味を持って製造の方にうつって、あれから12年くらい経つのだけれど、店長のゲンコツが靴を作ってるときにいつも離れなくて現在に至っている。また、十数年後のいまだに夢でもってゲンコツを喰らうのだから当時の出来事は、良い意味でトラウマとして僕の根っこにしがみついている。


ありがとう、ゲンコツ・・・


ブエナビスタ

ブエナビスタ
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ・バンドのDVDをみる。喜怒哀楽のどれでもないなみだがぽろぽろとのっけから。いろいろないろが物語りつくり、うたがいもなくテキーラ・オア・ラム。ライ・クーダーひょうひょうと拍のあたまでスライドギター鋭角。「あらまそんなのもあり?」とばかりみな突っ込んでみるからまたひとがひとのまま。すさみつつある三十路、またまたポロリと。葉巻ぷうぷう、たばこひゅうひゅう、ほどよいほど酔どれながら、キューバ・ミュージックにサルーな今宵。

太陽の塔

太陽の塔 大阪駅から地下鉄御堂筋線で千里中央まで。そこからモノレールに乗り万博記念公園へ。車内から見る景色は新鮮でなんだか遠足気分だ。モノレール、走ってるのは地上何メートル?高くて怖い・・・。なんておもってたら目の前にそびえ立つのは「太陽の塔」。万博記念公園駅より公園内へ。真下から、真横から、はたまた後ろから。ひゃ〜っ、とこえ荒げながら圧巻。木々の隙間からのぞくそれはまるで守護神?デカイデカイでかい!!太陽の塔の周り、ぐるぐる回り、気がつけば夕暮れ。見上げすぎて首がイタイ(苦笑)。
 なんなんだろう、言葉であらわすとなんだか陳腐なのだが、「ゴーっ」と地底の水のおとがしてきて、迫ってくる感じ?「ブワァー」っと向かっていって軽くはじき返されて、なんだか心地よい感じ?
 また見に行くよ。かるくはじき返されに。まるで、オヤジの背中のようだ(笑)。
 
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