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太陽の恩恵


休日、久々に太陽が顔を覗かせる。
僕はといえば、コンクリートで固められた護岸で寝そべっている。

少しばかし向こうの釣り人の竿先から放たれるおとに耳を澄ます。
握られたリールのアームを返すおと、かちり。
振りかぶり踏みしめた足裏のおと、じりり。
スプールに巻かれた糸が竿先から逃げていく。
ガイドと糸がこすれるおと、しゅるるる。

向こう岸では子供達がじゃれている。
雲の切れ間をぬって現れたジェット機が地平線に消えていく。

流れていく時間を、流れるまま感じながら、しばし目の前の情景に溶けてみると、なんだかまた、新しい何かが生まれてきそうなワクワクが戻ってくるのです。


じゃーきーいっぽん!!!


我輩はパグである、名前はラッキー。
日中はくつ家工房の番人をしてやっている。
最近日増しに熱くなり、番も大変なので、ここいらあたりで昇級の要望を主人に掛け合ってみようと思う。

主人はご陽気に呑んだくれている。
そう今や、今このときやのネン!!

「・・・おっさん、じゃーきーいっぽん!」

ははは・・・
とうとう言うたったワイ〜


ゆるりゆるりとやっている
気負いもなく、誰の為でも、何の為でもなく

ゆるりゆるり
ゆらゆら

風にたなびくカーテンのように
海辺に打ち寄せる波の様に

ゆるりゆるり
ゆらゆら

いつかしら、匆々の風も吹くだろう
いつかしら、喧騒の波も立つだろう

それもまた過ぎて行く

ゆるりゆるり
ゆらゆらと・・・

いささか大袈裟であるのかもしれないが
僕らが生きているこの瞬間は
大きな流れの渦中の、ほんのわずかな点でしかないのである

まだまだ・・・


吊り込んだアッパーをからげ。

紙型の修正箇所発見。
ヌメの取り扱い方発見。

まだまだ、まだまだ。。。なのでである。

手吊り


出来上がったアッパーと、切り回した中底を吊り込み。
カウンターにピンクボンドを塗り、タックスで手吊り。
何故にこんなにニヤニヤしているのだろう。
ウム、好きだからである、この行程が。

疑いもなく。
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