September 2019  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

かたくなないなたさ


靴を生業にしだして早や13年の年月が流れた。販売を4年、マシンメイドの靴を8年あまり。そして現在、ハンドメイドの製法を学ぶため西成製靴塾へ。入塾してから、靴業界に身を置く知人や先人によく質問される言葉がある。「何故、今更ながらにハンドメイドなの?」と。僕も今まで、まがいなりにも量生産の靴をやってきたのでその質問の意味はよくわかる。

現在、市場の大半を占めるのはマシンメイドの靴。各メーカーでは日産数百足にも及ぶ靴がライン制御され製造されている。一デザインに対して数を作れば作る程コストも下がり、売り場に並ぶ価格も下がる。
一方、ハンドメイドの靴においては、日産どころか3日で1足。3日と言っても実作業日数で、吊り込んだ靴を寝かしておく日にち等を考えると、1足上がるまでに約3週間を要する。月産数十足?全くを持って効率はよろしくない。単価は上がる。

冒頭の「?」は、そんな非効率な手縫い靴を何故今更ということだろう。

アッパーを吊り込み、底を包丁を使い整えていく。創り人がまさにその時を生きている証が形としてくつになる。揺れながらぶれない。そんな生々しくて力強い手縫い靴に魅力を感じる。ぼくがハンドメイドのそれに思いを馳せているのは、人が手で作る「かたくなないなたさ」。量産の靴にないそれに取り憑かれているからなのです。

「・・・!!!」


2007年1月16日(火)
ハイコンチワドモドモと意味不明な言葉の理由は2日も続けて机上に向かっているせい。
塾、朝から昨日のスニーカーの紙型作成。午後より縫製。
トップラインとベロにスポンジ入れたタイプと(画像左)、切りっぱなしのフニャフニャした風合いの(画像右)と2パターンやる(画像では分かりにくいね・・・)。
これらに革底を施すとして、どっちのデザインがはまるのかイメージしきれなかったので、今週中に試し吊りすることにし、合間でラストに中底をクセ付け作業後、本日塾終了。

夕刻からのバイトの休憩中に本日の画像眺めながら思わぬ収穫。各パーツを配置する場所を脳内でビミョーにずらしていけば「・・・!!!」悶々としたる袋小路を抜け出しましたよと帰途、トムとドリンキン。

くつとお〜ら


2007年1月15日(月)
i podからはキューバミュージック、気分はすっかり赤道直下。お〜さぶっとは言わず、今日はお〜らお〜らとステップを踏みながら塾へ。教室内のラストを机上に並べ、あーでもないこーでもないと型紙をやる。午前中ギリーシューズやるも、いまいちぱっとしないオーラ放つそれにお〜らと言い、握り飯お〜らの後、スニーカーお〜ら。完成後、塾早々に切り上げ神戸にてさまざまな靴にお〜ら。夕刻よりバイトお〜ら。終了後オーライオーライとバック。そして今PCに向かい、一人さる〜にて酔どれながら、明日は仮アッパーつくったろとスイマお〜ら。

ラストありき?

ム〜ッ
2007年1月14日(日)
ラストをチョイスした時点で靴の上がりの半分以上が決まってると思っているボウズが一人、やぼなラストを選んで作業をはじめるという事は「おまえはもう死んでいる」と言われておるのも同然であり心身注ぎ込んで時間かけて苦労して完成に至った暁には、ひでぶとのたうつ間もなく粉々になってしまうのがオチな訳でアチャ〜こまったこまったと今日は特別やる事もないので昼間から犬と一緒に近所を徘徊しながらこんな事ばかり考えていたら犬の首輪が外れたので急いで追いかけていって犬ではなく僕が電柱に当たって転んだあげくその辺のガキにおっさん大丈夫かとなかなかストレートなお言葉頂いて候。

すなわちラストは大事やいうことや。
アベシ・・・

ありがとう


2007年1月13日(土)
本日昼過ぎより長田MK社にてコバさんのくつを納品。「お〜、明日の墓参りに履いていけるワイ」と、グットタイミングやったみたいです。

このくつは、供に仕事しながら支えてもらって、今まで世話になってありがとうの靴。仕事中、うなだれた僕に言葉かけてくれたり、腹減ったやろとアメちゃんくれたり、底ぬりながらどうしたら効率よく数が上がるかと、僕のアイデアとコバさんの経験をそれに合わせて作業してみたり・・・。

猫背のコバさんが喜んでくれた。
ホンマうれしいね〜。

システマティックに整頓された、あたかもスムーズな外観の資本主義社会において、あまりにも無造作に作り出されるモノ。そんなモノに懐疑心を感じ、手縫い靴を学ぶに至る今日。今まで世話になって「ありがとうのくつ」やのに、そんなくつに「ありがとう」と言ってもらえて、僕はまた「ありがとう」と言う。心を込めて作ったモノは、たとえボコボコとしていても、たとえいびつな形状をしていても伝わるんよ、何故かしら。

なんか、人がモノを作る原点がここにあるような気がして・・・。
今日の日よ、ありがとうやね(苦笑)。
<<back|<426427428429430431432433434435>|next>>
pagetop