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太陽のくつ


昨日とは打って変わって晴天。方々のベランダで洗濯物が風にたなびいている、というより踊っている。弾む息とちゃりんこのペダル、犬が駆けていき、電信柱にひっかける。

工房内は少し蒸している。冬につくったチャンが暑さに負けて溶けかけている。糸にロウを塗る。カウンターと先芯の床材を漉く。中底を切り回す。首筋を伝う汗がどことなくここちよい。

世の中の難しいことなどはよくわからないが、照りつける太陽とくつのことはよくわかっているつもり(苦笑)

明日からは吊り込みにはいろう

作業の傍らで


雨、低気圧にからだがおされている。地面と、迫ってくる空との間での作業。なんだか瞼はおもく、スイマスイマと浸水、そして潜水。

工房内を漂っている、ゆるやかな電子音と雨音との調整のとれたおと、そこに割り込むように、いつもより少しゆっくりなミシンのおと、ガタゴト。

様々な音の織りなすアンサンブルは変拍子、というよりかは、突拍子もなく拍を飛び越えていて、いや、そんな概念をも排除したところに人間などという勝手気ままな生き物の本質があるような気がする。

などと意味のない詮索を思い張り巡らしながら、ピースサインの形を模したスナック菓子をほおばりながら、そいつをビールで流し込みながら、ふと思ってみる。そしてまた作業を続ける。

じかんは正確に流れている、寸分狂わずに。

伸び縮みしているのは、じかんではないのだな。

久方ぶりの西成にて


6月の湿った空気が街中を覆い、そのせいで帯びた独特の臭気に懐かしさを感じる。久方ぶりに西成の街を徘徊の本日。学び舎である製靴塾の教室、お世話になった資材屋さん、そして師。卒業から数ヶ月、代わり映えのない時間の流れにしばし潜り込み、ひとりごちる。日々の喧騒を抜け出し、たどり着いた懐かしき情景を通り過ぎながら、曇天の空とは裏腹に心は穏やかに凪いでいた。

雑味のない素朴なくつを創っていこうとおもった。

(画像:帰宅後の工房にて)

ヌメ


今回のアッパーは厚めのヌメ
履き込むほどに日に焼けて焦げてきたり、傷がついたり
履く人なりの顔を覗かせるくつはやはりイイのである。

傍らで犬が眠っている
海は穏やかに凪いでいる
相も変わらずドリンキン・・・

くつ家工房にて

雨宿り


創作の風が6月の雨音とともにやってきて、くつ家工房でしばし雨宿り。
デザイン、紙型、裁断、縫製。今だ創作環境の整わぬ工房で、おもむくままの作業の本日。
トタンに打ちつける雨粒のおとやミシンのモーターのおと、傍らで眠る犬の寝息。
どれもこれも心地よい。久方ぶりにふつふつと湧いてきた創作意欲で脳内をリセット。

惰性で生きちゃダメよね、などと・・・。
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