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渦中へ

2006.12.10
2006年12月10日(日)
昼前起床、ヒール周りの作業開始。
包丁にて底回り切り回しながら、ふとした気の歪みにて起こりうるミステイクを繰り返す。その瞬間、ごくまれにではあるが飛来してくる新たなるイメージを体感するそれは、あたかも偶然にして必然であったかのように紡ぎだされ、キレイに整頓されたる自らのイメージを凌駕する。すなわち混沌とした渦中へ。

これが実に気持ちよく、心地よい。漂う空気感に浸りながら閉塞的な空間にて夕刻まで。

晩方、神戸三宮の「音屋」へ旧友のライブを観るため足を運ぶ。いやはや、ここにもまた構築的とはほど遠い生身の人間の音が溜まり、漂っている。音の隙間、ステージの傍らではキャンバスに向かう絵描きがおり、線は延々と蜷局を巻いている。リアルタイムで紡ぎだされるイメージ。それら一切合切まるで羊水に浸っておるかのごとし、果てしなくディープな空間。それに酔う事しばし、虚空と現実の狭間を行き来しながら本日終了。

クドちゃん、エゲツないほどカッコエエでな・・・。

煙草の煙りが目にしみる・・・

2006.12.9
2006年12月9日(土)
今日はよう寝ましたと、昼過ぎより長田のMK社へ着くやいなや、「来るの遅いねん、はよ、こっちや〜」とヤットコ(ワニ)持たされ、流れの渦中へ。「ショバ代やショバ代や」と皆に促されながら吊り込み。「あの〜、ボク、まだ上着も脱いでないんですが」と言えども誰も聞く耳持たず、これ、匆々と言う事デスナ・・・(苦笑)。その後、合間を見計らいミシンの練習。その傍ら、デザイン師と紙型について云々、至福。

そんなバタバタとした最中、長田のオカン3人集の一人、ア○ちゃんへ「ありがとうのくつ」をようやく納品。試し履き後、「サイズばっちりやでぇ〜、エエやんか〜」言うてくれました。

「ちゃんと履いてヤ〜」と僕。
「イヤ、履かん!」とア○ちゃん。
「なんでやねん、履かな意味ないやんか〜」と返してみれば、
「アンタが有名になったらな、オークションに出すねや。記念すべき第一号の靴やからな、高う売れる訳やぁ」やってさ。
「・・・・、なんじゃそりゃ〜」

最後の鍵カッコに秘められたる想いは、ボク、一生忘れません。引き出しの中にしまっておくわなア○ちゃん。こちらこそありがとうやでぇ〜。

「真心こめて作ったくつ、プライスレス」と、アホな事ぬかしながら夕刻よりバイト。煙草の煙りが目にしみるワイ・・・(苦笑)。

ロングノーズの伏せ縫いにて

ドラえもん2
2006年12月8日(金)
朝から塾。例のくつ、マッケイでの伏せ縫い作業開始。穴を開けラストを抜き、毛針にて本底とアッパーを縫う。前回、前々回の反省を生かしながら作業を行うも、やはりスイスイとは行かず、悪戦苦闘の曇天の本日延々。

今回はロングノーズ。毛針で縫う際に感じた事。縫目がつま先に向かえば向かう程に開けた穴の角度は大切ですと教習所さながら、これ、危険予測リストに入りました。

画像は、ヒールをつければこんな風合いになるであろうなと、アッパーと底周りの相違する様、すなわちアンビバレント。今週、執拗に言っていたひよっこの戯れ言、なんとなくわかってもらえマスカねぇ・・・?(苦笑)。

悶々としつつも本日、所々で途切れるは集中力。これ、明らかに睡眠不足デスナと本日塾終了。夕刻よりバイト。帰途、トム・ウェイツにて心地よき憂いの真夜中に浸る。

ボウズ、意気衝天

ドラえもん1
2006年12月7日(木)
睡魔振り切り「モン」と、朝から塾。
本日はド○エモン・アッパーとデカダン中底をからげた後、本底を付け切り回し。それ、カタチ整えれば整える程、見えてくるは同居したる相違。オモロイデスナ〜、と脳内よりドーパミン放てば手先、シャッ、シャッと子気味よい音を立てながらうごめく様。何故「つくる」のかと問われれば、この瞬間がたまらなく心地よいから。とボウズ、いっちょまえに意気衝天。

作業中、傍らより「明日来たら、それに赤いシッポ付いてますんで」と声。あぁ、その手もあるな等と、カウンター周り赤でもありやねぇとその様想像したるも、促されているボク、イナタスギマスカ・・・(笑)。

夕刻よりバイト。昨日よりしゃっくり止まらず、ヒックヒックと床にて。

アンビバレント

2006.12.62006年12月6日(水)
例のド○エモンの吊り込み前の画像がこれ。ラストに中底の付いた状態。土踏まずのあたりが極端にくびれていて、少々デカダンな面持ちになっていますねぇ。

この底周りのアイデア、実はアッパーのイメージが出来る以前からやりたかった試みであって、上がったニット地のそれとは全くもって相違したるイメージ。
「ドナイしたろ・・・?」と悩みもしましたが「えーい、いてまえ〜」とやってみて、当たって砕けるどころかとてつもなき収穫を得ました。

今回のくつは、デカダンな底回りとポップでキャッチーなアッパー。相違するそれらが一足の靴の中で葛藤しています。一見ぎくしゃくとした風にも感じるも、ボクはこのアンビバレントな佇まいに心地よきいなたさを感じるのです。
そう、トムウェイツやポールハーデン、ブゴウスキーなどの「くせ者」に感じるそれによく似ていますねぇ、と(苦笑)。

kokochiと書いてアンビバレントと読む。これから先、くつを紡いでいく上でメチャ大事なキーワードを一つ拾いました。と塾中、ミシンかけながらそんな事ばかり延々と考えてましたぁ〜。先生、スンマセンっ!
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