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テキサスあたりのフリーウェイ

2006.11.23
2006年11月23日(木)
昼過ぎより作業開始、さぁ、やったるでと意気揚々。ダシ針と毛針を使い、貼付けられたウェルトと本底を一穴一穴ていねいに縫い付けていくのであるが、これ、如何せんグッドイヤー初挑戦の小生、ダシ針にて穴、なかなか開かず、やっとでた底面のそれはまさに素っ頓狂な場所にて、吹いたるは驚愕の嵐ひゅーひゅーと。更にウェルト上の糸目はピッチ定まらず「なんでやねんっ」とツッコミいれもって三段落ちが故チープなオレ・・・。縫うて行くウェルト上の糸目、坊主が猛スピードで突っ走ったとて15分にわずか5、6目。どこまで続くねんと、最果ての地まで遥か彼方。すなわちテキサスあたりのフリーウェイ・・・。と、こうべをたれながら片足すら完成せぬ事、悶々たる5時間程。明日も砂埃まき散らし、フリーウェイをひた走るのですと、夕刻よりバイト匆々。

けったいな生き物

2006年11月22日(水)
 朝から「電車遅れまして〜」と、あまりにも業務的な車内放送聞きながら、「申し訳ありません、今電車遅れてまして」と、絞り出す声あちらこちら。この人ら、あやまりながら、それやっとるけども、きっと心の中では「ハハハ、ザマーみさらせ。めんどい仕事せんでエエやん、いっそ、このままとまっとけ〜」などと思とるんやろねぇ。これまさに本音とたてまえ、いうやつですか。人などはけったいな生き物、本音だけでエエんちゃうん、なぁ・・・(笑)。
 塾、ファスナーブーツ縫い、内バネアンクル断ち、縫う。時間が余ったので、土曜日の製甲練習用に革断ち、漉きをかけて終了。明日の休日の課題は、昨日のグッドの底回りを時間の限りやると言う事で、道具箱とラストをカバンに詰める。休日前後のカバン、ホンマに重いです、言うてみても、ギターやらエフェクターやら持って走り回っとった時よりかはまだマシやんか、と自らに言い聞かせながら、夕刻よりバイト。
 帰途、レッチリにて、すぱぁくするパンタグラフ。いみなし。

スパイラル延々と

2006.11.20
2006年11月21日(火)
朝から塾、グッドイヤーの底回り作業。つり込み後、ウェルトと中底を縫い、そして本底とウェルトを縫う。これ、大変な作業です。しかしながら、その傍らにてノルベージェ、ノルウェージャンなどと、これよりもっと大変な作業やっとる人もおる訳で「アイヤ〜これ、ややこいですね、しかし」とは言えず、喉元まで出かかったそれ、タブレットと供に飲み込みつつ、凛として達観をかますのです(笑)。

僕にとってくつなどは、もはやファンタジーの至りですねぇ。底周りだけを取ってしても数多くの製法があって、またそれにアッパーの形状、ラストのカタチなどを組み合わせて・・・。すればこれ、延々とスパイラルのごとし無限。際限なく現れるイマジン、カタチにする時間足りず、ノートブックに書きためるネタ帳にて、字、汚過ぎ、これ疑いもなく脳内ファンタジー、無精に生えたヒゲ撫でながらウムウムと。

またもや寝不足の本日、なんとか終了。白目にてシガーロス、床にて。

パズル

2006.11.20
2006年11月20日(月)
 昨夜のジャームッシュ、デッドマンにて週明けから寝不足のぼく。はは、ぼく言うたったと言うてみたりする程の睡魔(苦笑)。そんなこんなで朝から塾。今週も挑んでって、ピンッと指先ではじき飛ばされバンザーイとやりまッセ〜と、西成へ。

 ジャズにおけるインプロビゼーション、野球の試合運び、はたまたコメディアンのアドリブ。そんなものを毎日、靴作りにかぶせてみるのです。さすればそれ、感嘆たる響きの所存。そこに秘めたるは直感?感性?感覚?。理論にとらわれすぎれば机上のアドリブ。ツーファイブにてパパラパパパ〜とやっても、誰もこんなもんみたないワイ、となってしまうのですねぇ。と脳内きりきりまいの本日、机上にてとらわれすぎ、久々の直角猫背のぼく・・・。あきませんヤン。そんなボウズに師、「大丈夫か〜、なんでもやったらエエねんで〜、実験やぁ〜、思とるようにせぇ、はよやれ〜」とおおらかに我がケツ叩くからして、もう、ホンマこの人にはかないません。足りなかったパズルの1ピース、埋めてもらいました。師、偉大過ぎます。カッコエエなぁ〜こういう人、ムッチャ好きですよって〜、と左の胸の奥の方で叫ぶこえが・・・(笑)。ボク、オカシイデスカ?言うてすいま。

塾終了後、夕刻よりバイト。帰途、オールドジャズにて軽快なスイングの腰さばき。閑散たるホームにて踊る。

トリッペンとロードムービー?

アンティーク
酒のあてにはシュークリーム。いえ、もといシューケア言うてみながら、そろそろくたびれかけて良いあんばいになって来たトリッペンにアンティーク風なシューケアをやりました。といっても、別段なんにも難しい事はしてません。

とりあえず、ステインリムーバーで汚れを落とし、靴より濃い色のクリームを塗り込むのです。ただそれだけ。普通、靴の色より一色薄い色のクリームをほどこすのがセオリーのようですが、「自分のもんには自分なりのセオリーでイイんじゃない?」と、アンティーク風にしたいのやねんと、kokochi流にて今回は靴クリームにダスキーブラウンを使用しました。

塗る際のポイントはアウトステッチの施されたコバ周りと、切りっぱなしの履き口やベロ、その他、革の切り口にクリームをしっかり擦り込むという事。さすればホラ、画像の右側にあるように落ち着きをかもしながら、また、ズシリとした質感の靴に・・・。とはいってみても分かりずらいね、この画像では、ハハハ。まあ、これを何度となく繰り返していけば、更に愛着のある相方になっていきます。

愛すべきロードムービー、そんなくつに憧れながら、コイツにそれ、重ねる訳やね(苦笑)。

ウェルと縫う休日

ウェルト
2006年11月19日(日)
昼より自宅にて作業。グッドイヤーのウェルトを縫う。中底調整時の、曖昧なるエッジにより、ライン、ビミョーですねとコツコツと縫うこと数時間。夕刻、我が愛犬のパグ「もう漏れそうやねん」とブヒブヒ言いながら僕を引っ掻くので、一息入れがてら散歩の後、「さてさてやりますか、もうちょいでんな。」とブヒブヒと掬い針、チャン等と格闘。先月よりも、大分スイスイと作業できるようになって来たような気がします。「成長しましたな〜」と言うと恐らくまたウエルトのムチが待っておるので(苦笑)、「生、調子増したな〜」と曖昧なテンションにて疑いも無くドリンキン・・・。

懐かしき日々へトリップ

二作目アッパー
2006年11月18日(土)
 晴れのち雨、昼過ぎより神戸市長田区にあるMK社にてミシンの練習とアッパーの作成。先週も書きましたが、こんなボウズに場所を提供してもらってホンマにありがたい事です。
 さてさて、今回作成中の自分用第二作目は革ではなく、アメリカ〜ンな布地でありまして、こいつを革のように扱う為にはまず、「あわせ」をしないといかん訳です。「あわせ」とは生地に耐久性を持たす為に、裏にもう一枚、生地を張り合わせる作業の事なのですが、このあわせに使う材料にも、いろいろありまして、適材適所に応じた使い方をせぬとドエライ事になるのであります。現に今まさにコレ、画像のこれ・・・(苦笑)。「アホかオマエ、そんなとこにそんなあわせしてどうすんねん。おまえ何年靴やっとんねん」等といびられながら、ノウハウを授かる。さすがは合革メーカー、その辺はぬかりなく、「あわせ」においてアリガタヤ収穫。終始、デザイン師トミーと、はたまた、その他大勢の靴好きと戯れる事数時間、至福。
 また、作業の合間合間で「コレ今日出荷、吊り直しといて」「このカウンターのボコ取っといて、これも今日出しで」と、ショバ代換わりに勤労(笑)。これもまた、心地よきホームグラウンド、我が家族同然の人々に囲まれながら、背中押されながら、ホンマ僕、恵まれていますねとウレシ涙です。帰り際ハセさん、「オマエ〜、流れの織り込み済んだんか〜」言うてましたが、「きこえません〜」と僕、足早に去りながらも「オイ、コラまてぇ〜!」と遠ざかる声。この光景、いやはや懐かし日々にトリップ。夕刻よりバイト。

野球で言うと

2006年11月17日(金)
やりまっせ〜。悶々と朝から塾。これ、野球で言うと・・・。
楽勝で打ち崩せるはずのルーキーにしてやられた昨日。第一打席、1-2からの3球目、甘く入ったスライダー、ど真ん中ながら打ち損じのファーストゴロ。まあ、こんなこともあるやろと第二打席。ワンアウト、ランナー三塁。外野にフライあげて犠牲フライで1点頂きやねと振り抜いたバット。感覚は十分。しかしながら、軌道はわずか数十メートル。よって内野フライ。「あれ、以外に球走っとんねんなぁ」と、自らの愚鈍たる心身に気付きもせずに、三十路、凝りもせず第三打席も、また第四打席目までも・・・。と、空回りのまま試合終了、ゲームセット。負け。
時既に遅し、愚鈍たるそれ、試合終ってから気付きました、ハイ、ちゃんちゃん(苦笑)。
などと言うてる暇はなく、もう試合は毎日続くのでありますからして、明日に向け、「アノタマキタラ、ココラアタリデ、カットシモッテ、コキタラドウスルゥ?」と打てなかった理由を暗中、模索、探索の夢中を超え本日に至り、その甲斐あって、散々たる有様の昨日から心機一転。それ、修正しましたよと体感の袋小路抜け出し、自信つけつつまた、安堵感漂いながらのバッターボックス。あんなスライダーなんかでは、もう空振りしませんよ〜とセンター前ヒットにフォアボール二個。球もよく見えてましたね。達成できぬのには必ず理由があり、今回の散々たる失態は、ものつくりにおける基本的な道理に対しての知識の軽率さと、怠慢さにあったのだろうと。反省、そして次へ、いざ、トモニイコウJ1、と凝りもせずあほなぼくですが・・・。

ガッしかし、ザイオン

2006年11月16日(木)
塾、グッドイヤー・ダブルにてつり込み後、本体にウエルトを縫い付ける。「ガッ、しかし!」と言う事で、その「ガッ」に詰め込まれたる思いをここに書き記せば、これ、いかんともしがたい落胆、慟哭たる無惨な長編大作になるであろうと、我が不甲斐なさに散々たる本日、悶々。それ、端的に述べるならば、掬い針とクラフト針の角度の問題であり、掬い時の中底への侵入角度であり、はたまた、針に結わえ付ける糸の施し具合であったり云々と。これ、わかっちゃいるけど出来ないのはやはり悔しと道険し。ほんに散々たるこの体たらく。師、ウェルトにてうなだれるひよっこに座禅さながらのムチにて思い知る無知、アリガタヤ。などと、韻を踏んでみながら凹む(苦笑)。久方ぶりに「オォォォ」言うてはよ明日よ来いなどと熱を上げながら今日一日終了。夕刻よりバイト。終了後、セントアンガー。ざらざらのメタリカにてザイオンのごとし踊る。

疲労にモグワイ

2006年11月15日(水)
塾、本日の目標、テキパキと時間内に終らす。空足をせず、無駄無くやる事はこれ、とてつもなく大事な事やと再確認。紙型から革断ち、ミシン掛けアッパーをこしらえる。作業しながら次の行程、行動を想定しつつやりました。時間内にやり終えれたので、今日の自分への課題、目標達成です。段取り8分、忘れかけてた感覚を取り戻しつつ。塾終了後、バイトまでの空き時間、海を見ながらボーッとする。「あぁ、街の喧騒などは身体に毒ですねぇ」と、いつものごときビール缶は傍らにはないですが、しばし、久方ぶりの潮のにおい満喫。夕刻よりバイト。帰途、モグワイにて羊水に浸かるがごとし感覚にて心地よき疲労感。
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